Darlot Paris Anastigmat Symétrique 18.5cm f7.5 49,000円(税別・座金付)


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Darlot Parisの対称型準広角アナスティグマットレンズです。焦点距離およそ18~19cm、じつに繊細、エレガントな描写です。光線の到達する限界の直径はφ38cm*ほどありますが18x24cm用に設計されたレンズと思われます。(*光線照射範囲は10x12in=30x40cmサイズのカメラで確認)


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ちなみにDarlot社の換算表では
n°1=f7.5
n°2=f10.5
n°4=f15
n°8=f21
n°16=f30
n°32=f40
となっていますが、、、


絞りユニットに刻印された絞り値は開放n°1=φ21mm=f8.9
鏡胴のf7.5刻印よりもこのレンズは暗いです。
最も絞り込むとn°64=およそφ4mm=f45になります。

さて、前玉をはずすとこのレンズは焦点距離は38cmf18ほどの単玉になります。この単玉は光線到達範囲はかなり広く10x12inのスクリーンではその一部をしか観察出来ません。しかし、いわゆる尖鋭な描写の範囲というものは無限遠でφ10cmほどにすぎず、画角周辺部に向かいながらじつになだらかにその描写力は放棄されてゆき光量も同様にゆっくりと衰微してゆきます。そして、ここからは前玉および絞りユニットが取り外し可能なこのレンズならではのお話です。前玉のみならずさらに絞りユニットも取り外してしまうと複式対称アナスティグマットの片割れはシュラウドすらも失った全裸の鏡玉となります。絞りユニットの最大口径はφ21mmなので取り外せば口径はわずかにφ1mmだけ広がりφ22mm=f17、その全裸の鏡玉の描写は光線を問わず収差にまみれ陶然としており、遠くの景色を覗いてもそこにはあられもないコーマ収差すら現れるのです。













by fotochaton | 2017-02-11 16:14 | ecurie fotochaton
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