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ジーメンス星の怪異

記事の下にスクロールしていただきますとシーメンス星の画像が御座います。
まずはその前に本文のほうをお読みくださいませ。

下のジーメンス星チャートは黒と白のゾーンで描かれています。
幾何的に均等な図柄を
コンピューターで描いてもらいました。

見ていただければ分かりますとおり、
黒は黒、白は白、です。

しかし、とりわけ乱視のある方など、
このチャートを正面から短時間見ただけでも
チャート像にある種の乱れの部分を感じることかと思います。

そして、このジーメンス星(siemens star)に顔を近づけて
10cmから50cmくらいの
目前の距離で覗いてみると、、、、、


このチャート中心部に向かっていく幾何的な白黒パターンに
ある異変が起きているはずです。

おそらく皆さんの視界の中でチャート中心部の一点むかって、

白が黒に、
黒が白に

位相反転する、

それは更に
再位相反転したり
歪んだり
眼の調子によっては、
ちらちらとゆらぐようにも
見えたりします。

不思議な視覚効果が起きるかと思います。

この現象には視覚の生理現象として
モアレ現象など共に色々な説明が可能なのでしょう。
現象の説明は、
私は素人ですから専門家におねがいすることにいたしましょう。

私にとっての問題は、

この現象は人間の眼の中のそして頭脳の中の、
視覚系の中だけで起きるだけではなくて
写真レンズの結像でもかなりしばしば発生している、

と思われる。
そういういうことだったのです。

この現象に気がついた1990年頃から
人間の生理的な視覚現象に素人ながら興味を持ちました。

同様に、ジーメンス星と写真レンズの出会いには、
位相反転を含む

”いろいろな種の怪異”

が訪れることがある、
そういうあたりにひどく惹かれたのです。

そして、このチャートを実際に風景の中に置いてみて
いろいろなレンズで試写しておりました。

それは不思議な体験の毎日となりました。
(その原因は、試したレンズ群の中に
キノプラズマート5cm f1.5やノクティルックス50mm f1.2、
アンジェニュー50mm f1.5なども混じっていたから
なおさらだったかもしれません。)

次回にはその怪異の一端をお見せいたしましょう。

でも、恐ろしいからちょっとだけにしておきましょう。
こういうことはちょっとだけがいいのです。

さて、下のほうにスクロールすると
まもなく
ジーメンス星のチャート画像が御座います。
画像はあんまりじっと見つめないでください。
きっとひどく眼が疲れます。
さらっと、チラ見にとどめていただいて、
すぐに眼を閉じてくださいませ。
どうか、おねがいします。


画像及びテキストの無断使用は固くお断り致します。
















ジーメンス星の怪異_d0221362_161133.jpg

チャートをクリックすると大きなチャートが開きます。
あまり凝視しない様にしてください。

上のチャートはともかくあまり凝視しないでくださいね。
ご参考程度に、チラ見してください。

おねがいします。

つづく、、、、、

© Takehiko Inoue 2012 Mar



by fotochaton | 2014-07-11 17:01
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